HSPアラサー必見!転職&退職の極意とスムーズな手続き

 環境変化に敏感で繊細なHSPの人には、安心して仕事ができる環境に身を置くことが大事です。今回は転職するときのポイントやスムーズに退職手続きを行うためのヒントを紹介します！

はじめに

HSPの方は、環境の変化に敏感に反応し、ストレスを感じやすい傾向にあります。

仕事場での対人関係や、過剰な業務量などで心身の健康を損ねてしまうことも少なくありません。

しかし、自分に合った職場環境を見つけることができれば、HSPの長所を最大限に発揮できるはずです！

今回は、HSPの方が転職やアラサー世代の退職を検討する際の注意点や、スムーズな手続きを行うためのヒントをご紹介します。

HSPが仕事を辞めたくなる理由

HSPの方が仕事を辞めたくなる主な理由としては、次の点が挙げられます。

人間関係によるストレス

HSPの人は、人の気持ちや空気を敏感に感じ取ってしまうため、職場の人間関係から大きなストレスを受けがちです。

気を遣いすぎて疲れてしまったり、些細な会話の行き違いで深く傷つくことがあります。

また、HSPの人は自分の気持ちを的確に表現できないことも多く、上手くコミュニケーションが取れずに人間関係がこじれることもあるでしょう。

周囲から受ける刺激が大きすぎて、集中できなくなってしまうこともあります。

過剰な業務量への対応の難しさ

繊細でちょっと神経質なHSPの人は、仕事量が増えると簡単に疲労困憊してしまいます。

ストレスを感じやすく、集中力が継続しづらいため、多くの仕事を抱え込むことが難しいのです。

HSPの人は完璧を求めがちで、細かいミスが気になりすぎてしまう傾向にあります。そのため、業務に時間がかかりすぎて、結果的に負担が大きくなってしまうことがあります。

周囲からのプレッシャーへの不安

HSPの人は、物事を深く受け止めてしまう性質があるため、「周りからの期待や要求に応えられないのではないか」と不安になりがちです。

上司や同僚から責められることを恐れ、自分のペースを優先できなくなる可能性があります。

また、HSPの人は自己肯定感が低い傾向にあるため、周囲から受ける刺激に翻弄されやすく、自分の判断が揺らいでしまいます。

ネガティブな発言に動揺したり、人に嫌われるのではないかと恐れてしまったりするのです。

HSPが退職を決めかねる理由

HSPの方が退職を決められない主な理由は次のようなものです。

罪悪感が強すぎる

HSPの人は他者への気遣いが強く、自分の都合で会社を辞めることに強い罪悪感を抱いてしまいます。

「同僚に迷惑をかけてしまうのではないか」、「上司に失望されるのではないか」など、周りを気にしすぎて踏み切れなくなります。

小さなことでも深く考えすぎてしまう傾向にあるので、退職することで業務が滞ったり、周囲に迷惑をかけたりするのでは、、と過剰に気にしてしまい、なかなか退職を決められません。

上司に伝えるのが難しい

HSPの人は、相手の気持ちを敏感に感じ取ってしまうため、上司に退職の意思を伝えるのを非常に難しく感じます。

上司に失望されたり、怒られたりするのではないかと恐れてしまうからです。

それに、HSPの人は人と対立するのが苦手です。

上司と衝突してしまうのを避けたくて、退職の話を切り出せずにいる場合もあるでしょう。

人間関係を大切にしたいという気持ちから、なかなか本音を言えなくなるのです。

次の進路が決まっていない

HSPの人は、不確実な状況に不安を抱きやすいため、次の進路が決まっていないと退職を決められません。

新しい職場に適応できるか、自分に合った環境を見つけられるかなど、さまざまな不安があるためです。

転職先が見つからなかった場合に備え、安全策を立てたくなるので、準備が整うまで退職を先延ばしにしがちです。

環境の変化を極力避けたいという気持ちから、なかなか踏み切れないのです。

アラサーHSPが転職を成功させるポイント

次に、アラサー世代のHSPが転職を成功させる際のポイントをご紹介します！

自己分析を徹底する

転職活動に先立ち、自分の長所や短所、やりたい仕事、適した職場環境などを明確にしておく必要があります。

HSPの人は、ストレスの少ない職場を探したり、対人関係が少ない仕事を選んだりすることをおすすめします。

また、前職での失敗や課題を洗い出し、次の職場で同じミスを繰り返さないよう自己分析を徹底することが大切です。

HSPの人は、小さなことでも過剰に気にしがちなので、自分の適性を見極めることが重要なのです。

転職サービスを利用する

自力で求人探しをするのは大変です。そこで、転職サイトやエージェントの力を借りることをおすすめします。

例えば、大手のマイナビエージェントなら、豊富な求人情報の中から条件に合った職場を見つけやすくなります。

また、HSPの特性に合ったITやWeb業界に特化したマスメディアンのような専門エージェントを利用するのも良い方法です。

HSPの感受性の高さや表現力を評価し、それらを最大限に活かせる職場を紹介してくれるでしょう！

自己アピールスキルを磨く

HSPの人は内向的な性格が多いため、自己アピールが苦手な場合があります。

しかし、面接時に自分の長所を効果的にアピールできるよう、履歴書の書き方やプレゼンテーション力を磨いておくことが大切です。

具体的には、文章作成の練習をして自分の魅力を上手く言語化する力をつけたり、ロールプレイングで面接の対策をしたりすることをおすすめします。

面接官を前にして自分を表現できれば、HSPの感受性を強みにできるはずです。

円滑な退職手続きのコツ

退職の意思を固めたら、スムーズに手続きを進めることが大切です。以下のポイントを押さえましょう！

上司に早めに伝える

退職したい時期の2〜3カ月前に、上司に退職の意向を伝えることをおすすめします。早めに伝えることで、気持ちの整理ができ、上司や同僚への配慮もしやすくなります。

退職理由は、家庭の事情やキャリアアップなど、ポジティブな印象を与えるものがよいでしょう。上司との信頼関係を損なわないよう、気を付けましょう。

引き継ぎ資料を作成する

退職後の業務の引き継ぎが円滑に進むよう、丁寧な引き継ぎ資料を作成することが重要です。

作業手順の詳細を記載したり、問題点や課題を整理したりすることで、後任者がスムーズに仕事を引き継げるようになります。

HSPの人は細かいことに気をつけるのが得意なので、分かりやすい引き継ぎ資料を作成できるはずです！後任者への思いやりの気持ちを込めて、丁寧に作業を行いましょう。

退職代行サービスを利用する

ストレスを極力抑えたい場合は、退職代行サービスを活用するのがおすすめです。

「セルフ退職ムリサポ！」は、退職の手続き全般について丁寧にアドバイスしてくれるサービスです。

弁護士監修のテンプレートを使えば、適切な書類が作成できます。

HSPの方は、このようなサービスを利用して、上司や同僚と直接対峙せずに退職手続きを進めるのがよいでしょう。

まとめ

HSPの方は、人の気持ちや空気を敏感に感じ取ってしまうため、人間関係や仕事のストレスから心身を蝕まれやすい傾向にあります。

しかし、自分に合った環境を見つけることができれば、HSPの長所を最大限に発揮できるはずです。

転職を検討する際は、自己分析を徹底してから、条件に合った求人を紹介してくれる転職サービスを活用するのがおすすめです。

また、退職手続きに悩む場合は、退職代行サービスに頼ることで、ストレスを軽減しながらスムーズに進めることができます。

HSPの感受性を強みに変え、前向きに自分らしい働き方を見つけていきましょう。

心身の健康を何よりも大切にしながら、生きがいのある人生を歩んでいってくださいね。

西山みりん

ライター・イラストレーター

携帯販売店（半年）→ブラック企業で派遣（１年半）→病んで寿司屋のアルバイト（１年）→出版社（２年～）と転職を繰り返したHSPアラサー女が、20代後半の転職を応援・情報を発信しています。